あらすじ
これは「誰かを知ること」から始まる物語。ゆっくりとした歩調で、『距離』と『秘密』が交錯する、日常青春×伝奇サスペンス。
2000年、日本──私たちが知っている日本とよく似た歴史を持つ国の首都、東京都文京区。
高校生・如月亜蓮は、些細なきっかけから無口なクラスメイト・錦織波月と関わりを持つ。
静かに言葉を交わすうちに、ふたりの間に友情が芽生え始めた。
だが、錦織の背後には、『普通ではない』気配があった。家族のこと、過去のこと、そして……ときおり見える『異なる理』──。
やがて彼の姉・志乃が現れたことで、亜蓮の日常は微かに軋んでゆく。
第1~2章は導入編。伏線や謎は、第3~4章以降で本格的に展開します。
スローペースで綴られる前章を経て、後章では歯車が回り始めます。
第1章~第4章の各「第0話」には、匿名視点による断片が挟まれています。
本編とは別軸で進む小さな連作です。
(読み飛ばしても支障ありませんが、ひとつの伏線としてお楽しみいただけます)