あらすじ
名を与えられることで喪失の危機を脱する、かつては神、怪異、霊異と呼ばれたモノたち──「外天」。
改めて正しく名を得た彼らを、妖異、妖怪──時に人はそれを、「アヤカシ」と呼んだ。
時あたかも令和時代。
アヤカシ相談室──そう銘打たれた山麓のボロアパートの一室に、一人の女が現れる。
売れない作家である宵村剋舟(よいむら・こくしゅう)は、作家業とアヤカシ相談なるオカルトな行いを生業として、亡くなった伯父の遺産と雀の涙ほどの収入でどうにか暮らしていた。
そんなある日、己の先祖に名を与えてもらったという洋装のアヤカシ女・朽名(くちな)と出会う。
彼女は剋舟に対し、「この日の本に居続けたいから、私に生きる意味を与えてくれ」と妙に熱っぽく迫り、剋舟は「なら助手をしてくれよ」と適当に応じる。
こうして売れない作家であるただの世捨て人・剋舟と、
見目麗しくもどこか冷艶な洋装アヤカシ美女・朽名の、
奇妙奇天烈な物語が幕を開けるのだった──。
※完全人力・AI不使用
※郷土史には独自解釈・独自設定を付与していますので、何かの参考にはしないでください