あらすじ

トイレのドアを開けたら、そこは森だった。 気づけば俺は“自作アバターの女神”の姿に変わっていて、性別すら違っている。 白いトーガに金の月桂冠、そして頭上を巡る四つの宝珠。 俺が望むのは人助けでも冒険でもない。ただ、誰にも邪魔されずに自分の神社へ籠もり、静かに暮らすことだけだった。 ――だが、祈りの声は俺の意志とは無関係に届いてしまう。 やがて神社を訪れたのは、周囲の村々から差別され、追われてきた少数民族だった。 彼らを助ければ面倒になると分かっていながらも、見捨てることはできず、俺は受け入れてしまう。 それが、この世界と俺を結びつける細い糸になるとも知らずに。 静寂を守るために伸ばしたはずの手。 そのはずが、気づけば俺の神社の階段を登る者は、一人、また一人と増えていくのだった――。

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カクヨム
カクヨム2025/09/01
  • 現在の作品【TS】トイレのドアを開けたら、自作アバター(女神)になった