あらすじ
花の咲き乱れる王国、エーデルワイス。そこには『花騎士団』と呼ばれる国王召し抱えの騎士団が存在し、騎士は日々訓練を積みながら王国の平和を守っていた。
花騎士団の中で唯一の女性騎士であるオリヴィエは、男性社会の騎士団の中でもトップクラスの実力を誇り、『翠色(すいしょく)の騎士』の異名を有していた。しかし、周囲の騎士は彼女の活躍を快く思わず、女であるという理由だけで彼女を冷遇していた。
度重なる騎士の嘲笑にも屈せずにオリヴィエは一人剣を振るうが、それでも時折思わずにはいられない。なぜ、自分は女に生まれたのかと。彼女がそう苦悩するのは、何も騎士団での立ち位置だけが原因ではなかった。
これは、女に生まれた運命に苦悩しながらも戦い続ける、一人の女性の物語。
【各部あらすじ】
[第一部 花の王国]
エーデルワイス王国での日常風景。花騎士団でのオリヴィエの境遇、主人である姫アイリスとの関係、舞踏会での一抹、明かされる敵国と、その隊長である騎士の存在。幸福とは言い難い日々の中で、運命に屈さずに生きる女性騎士の姿を描く。
[第二部 高貴なるもの]
宿敵との戦いの最中、不思議な力に巻き込まれて別の場所に飛ばされてしまったオリヴィエ。彼女が目を覚ましたのは敵国であるディモルフォセカだった。故郷への帰還を果たすため、オリヴィエの奮闘の日々が始まる。
[第三部 聖剣伝説]
故郷へ帰還する旅の道中、『伝説の剣』の存在を知った彼女は、帰還の旅を一時中断して剣を求めて各地を巡る。その先で彼女を待ち受ける試練とは。
[第四部 愛の園]
聖剣を入手したオリヴィエは故郷への帰還の旅を再開する。自らが仕える姫、アイリスへの変わらぬ慕情を抱くオリヴィエだったが、そんな彼女には思慕を寄せる人が別にいて……。オリヴィエを巡る恋愛模様が描かれる。
[第五部 帰還]
数ヶ月の旅を経てようやく故郷に辿り着いたオリヴィエ。しかしそこでは思いもよらぬ計画が持ち上がっていた。主君であるアイリスを守るために帰還の途を急ぐオリヴィエ。彼女は果たして王都に辿り着き、姫を守り抜くことができるのか。
※完結済。毎日更新予定。章と章の間は更新が開く場合があります。カクヨムでは全話公開済みですので、先が気になる方はそちらからご覧ください。