あらすじ
伯爵家の娘、イルヴァ・フェルディーンは、天才的な魔法師だが、同時に貴族として致命的な欠点があった。
それは、とある事情から、いかなる時も嘘をつけないことだった。
そのせいで社交音痴になっているイルヴァは親族、少ない友人と、魔法研究職の人間との狭い人間関係の中で生きており、とんでもない社交音痴だった。
そんなある日、なぜか国内で最も人気のある独身の貴族男性といっても過言ではない、公爵家の長子エリアス・レンダールから婚約の申し込みが。
イルヴァの「何か」が気に入ったようで、エリアスはイルヴァにとってとても都合の良い条件で婚約を申し込んでくれたため、エリアスの真意はわからないながらも了承する。
2人は互いに大きな「隠し事」をしながらも、婚約をきっかけに少しずつ歩み寄っていく。
これは、研究者気質で他人に対して興味のないイルヴァが、王都一の人気者であるエリアスを無自覚に振り回しながら、亀の歩みで彼と打ち解けるまでの物語である。