あらすじ
「人間は生れ落ちた後は汚れていくだけ。きれいな心のまま生きられないのよ」
幼馴染の少女の言葉を聞きながら、13歳の優馬は月を見上げる。
もう無理なのだろうか。
自分の求めるものは、手に届かないモノなのだろうか。どれほどの犠牲を払っても。
身近に起こっていく事故、事件。
やがて火の粉はじわじわと少年らに忍び寄り、無垢な心に引火していく。
純真ゆえに歪んで行く少年少女と、彼らに近づいて行く大人たちの間に生まれるのは、愛なのか、悲劇なのか。
意味深な一枚の手紙と共に始まる、波乱に満ちた青春ミステリー。