あらすじ
『初めましてもちゃ子です。
夢を見ました。
それはこの作品の始まりの夢。
幼い子供が親に捨てられ死にかける。
私は夢の中で、幼子であり幼子を発見した祖母でもありました。
親に捨てられた悲しみと、祖母の時に感じた幼子が助かった安堵感で、号泣しながら目覚めたのを憶えています。
それがあまりにも鮮明に記憶に焼き付いたので書いてみようと思い立ち、今に至ります。
この幼子がどんな風に成長していくのか、私も楽しみです。』
「空へ」
俺の両足は生まれつき動かなかった。
母親は男を作って出て行き、父親が誰かも知らない。
将来の夢すら持てなかった俺の目に飛び込んできたのは鳥人間コンテスト。
初めて見るその姿は強烈なまでに俺の脳裏に刻み込まれた。
子供ながらに誓ったんだ。
俺はいつか必ず空を飛ぶ!