あらすじ
東京都内の某大学に通う俺は、2年の夏にシェアハウスを始めた。
都内1戸建て4LDKで家賃7万円、そして曰く付きというオカルト好きの大学生にとってはたまらない好条件だ。
思い返せば、彼女に付きまとう小さな影や将来を捻じ曲げる三面鏡なんかもあった。
研究に躍起になり、笑われ、遠ざけられ、一人になった
それでもやめられなかった。
そして全ては、本物に比べれば些事なのだと知った。
そう、本物に比べれば。
突き刺さるような日差しと立ち上る熱気に気が滅入る8月。
いかにもな噂を携えた物件すらかすむ衝撃に、俺は出会う。
同居人の後輩には、そいつの頭の中にいた霊が、俺を見つけたのだ。