あらすじ

「子供部屋おじさん、福祉の人になる」

閉ざされた扉の向こうで
ゲームの光に照らされていた日々
時計の針は進むのに
心は取り残されていた

母の背中が沈むのを見たとき
胸の奥で小さな声が囁いた
――このままでは、誰も救えない
まず、自分を救わなければ

教科書のページににじむ汗
眠気と戦いながら掴んだ言葉
「寄り添うこと」
「つなぐこと」
人の痛みに向き合うための道しるべ

窓口に座る自分の姿は
かつて夢にも描かなかったもの
けれど、涙を流す人に
「大丈夫です、一緒に考えましょう」
そう言える自分が、今ここにいる

子供部屋に閉じこもっていたあの日々は
無駄ではなかった
悩み、立ち止まり、
だからこそ他人の孤独に触れられる

もう一度、社会へ
もう一度、人の輪の中へ
「子供部屋おじさん」は
今日から「福祉の人」になる

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アルファポリス
アルファポリス2025/08/31
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