あらすじ
2027年4月1日。エイプリルフールの夕方6時、石原慎吾総理が全国
民に向けて衝撃の談話を発表した。
「現在の出生率では、政府の力だけでは、もはや全ての国民の老後
を保障することは困難であります」
「各家庭において、可能な限り、複数の子どもを持つことをご検討
いただきたい」
年金制度の破綻、1.2人で1人の高齢者を支える近未来、そして「で
きれば3人以上」という総理の懇願。
厚労省の藤原健一が極秘試算で導き出した恐るべき真実。
不妊治療に苦しむ山田恵子の絶望。
3人の子を育てる地方在住の家族の希望。
そして2070年、教室で語られる「最後の嘘」の真実とは――
少子高齢化の果てに待つ日本の運命を、多様な視点から描く群像劇。
これは、遠い未来の話ではない。