あらすじ
悲劇に見舞われた政治家の後継者である男女の兄妹の物語。
嫌なものから目を逸らし、向き合おうとしてはすぐに逃げてしまう癖がある二十歳の短大生の安城怜華〔あんじょうれいか〕、母からの虐待と大怪我した先の入院した病院で受けた性的な暴力、トラウマにより冷淡で非常な性格に変わってしまった青年・安城冷将〔れいしょう〕の2人の日常と現実逃避の話。
どれだけにげたって、目を逸らしたって、現実から逃げられないから、2人とも現実に向き合うより、共依存のようにべったりと離れず、手を離さないことに決めた。
冷将は偏った愛情と依存を向け、怜華への尽くすこと、守ることを第一にしている。過去の事件により、 足を悪くし、肺の片方は人工肺になり、片方は機能が三割程度となった怜華は冷将を過去にいた友人も重ねて、愛情を持って接しようとする。
そんな歪で、重苦しい依存関係の話。