あらすじ
中学2年生でバイオリン部の佐伯伶音は、ある朝、金髪の美しい少年とバイオリンを合奏する不思議な夢を見る。その日、クラスに転校してきた光真は、夢に出てきた少年そのものだった。兄で3年生の航希と共に転校してきた真は、なぜか伶音の名前を知っており、さらに伶音は、親友の愛海から「帰り道の悪魔」の噂を聞く。放課後、伶音は真にバイオリン部を案内すると、真は夢の中の曲を完璧に演奏してみせる。
帰り道で噂通りの悪魔に襲われた伶音を救ったのは、天使に変身した真と航希だった。彼らは月の国の王子と騎士で、太陽の国の悪魔が音楽を志す人間から「絶望の音」を集めるのを阻止するため地球に来ていた。真には「人間の愛を知る」使命があり、伶音を愛の相手として「僕は君を愛することにした」と宣言する。
学校で人気者になる真に戸惑いながらも、過去のトラウマでバイオリンが弾けなくなった伶音は、真の優しさに心を開いていく。部活の帰り道、真は伶音の手の甲にキスをし、彼女の心は大きく揺れ動く。
遊園地デートでは悪魔に襲われるが、真と航希の連携で撃退。その夜、保護されていた5匹の猫が月の国の騎士だったことが判明し、伶音は真の運命に関わる覚悟を決める。
週末のバイオリン学内発表会に向けて『ガボット』の練習を重ねる伶音と真。愛海からの温かい応援や、真が楽譜に残してくれた『君の音楽は、僕の心を温かくしてくれる』というメッセージに心を動かされ、二人の絆は深まっていく。
発表会当日、最強の悪魔ベリトが現れ、観客を操って絶望の音を集めようと企む。伶音は愛の力を信じてバイオリンを奏で、真との合奏で人々を救うが、ベリトの攻撃から真をかばって倒れてしまう。伶音への純粋な愛が真の力を覚醒させ、聖なる炎がベリトを浄化する。月明かりの保健室で「僕は君を愛している」「私も真くんを愛してる」と初めて素直に想いを伝え合い、二人は音楽と愛の力で結ばれるのだった。