あらすじ
叶えたかった夢と信条が儚く消えていく分岐点、18歳,19歳。通いたかった学び舎。上がらなかった白球。君の心を最後まで信じた恋。願い続けた思いが届かないことに気づいたあの瞬間、世界は僕が認識できる最低限よりほんの少し多い間だけ止まったような気がした。でもそんなことはなくて、それは僕の思い込みで、そもそも世界は僕になんて興味はなかった。まだ何者でもないのに自分が偉くなったと勘違いしてしまった夕暮れ。みんなに好かれたいと願って誰にでも愛想よく振る舞って疲れてしまった夜。自分と他人の間から蔓延る感情の一つ一つには正解も不正解もないことを知って歩き出して続いていく人生。きっとあなたも感じた、いずれ感じることになる、その情景を、ここに。