あらすじ
仕事に追われる日々。気がつけば、夢中になれるものなんて何もなくなっていた――。
ある夏の土曜、ふと目にしたポスターに、彼女の心は小さく揺れた。
それは、かつて小学生だった頃、夢中になって遊んだアーケードゲーム『プリティアイドル』の新作広告。
懐かしさに導かれるように足を運んだゲームセンターで、スーツ姿の「今」とキラキラしていた「あの頃」が交差する。
そして、そこで出会った一人の少女との会話が、止まっていた時計の針を少しずつ動かしはじめる――。
「夢中になること」をあきらめた大人が、もう一度“好き”に出会い直す、ささやかな再起の物語。