あらすじ
夏目凪人は、高校二年生のごく普通の少年――のはずだった。
だが、彼のフィルムカメラで現像された写真には、被写体の「近い未来の惨劇」が映り込んでしまう。
過去にその力で親友を救おうとして失敗した凪人は、人を撮ることも深く関わることもやめ、孤独な日々を選んでいた。
そんな兄を心配する妹・舞は「一か月以内に友達を二人以上、しかも一人は女の子を家に連れてこないと暗室を撤去する」と宣言。窮地に立たされた凪人の前に、正義感の塊の七海楓、クールで聡明な神楽坂紅葉、おどおどした姫野梓の三人が現れ、新設部への勧誘を持ちかける。
表向きは写真部、裏では「困っている人を助ける」という活動に半ば巻き込まれる凪人。だがその矢先、女子サッカー部のいじめを告発する謎の手紙、そして現像された一枚の写真に「屋上での惨劇」が写し出されてしまう――。
平凡を望む少年が否応なく「未来の悲劇」と向き合う学園ミステリー。