あらすじ
今年の夏、馬車馬の如き社畜として、夏休みもお盆も無く働き続けていた男、陰木 屋良乃助(かげき やらのすけ)。
終わりの無い労働に疲れ果てた彼は、衝動的に職場を飛び出し、近場の海へとやって来る。
せっかく訪れたものの、すでに海水浴シーズンは終わっており、人の姿も見当たらない寂しい砂浜。
そんな砂浜で、夏らしい思い出を全く残せなかった自分の惨めさを痛感し、深く落ち込んでしまう屋良乃助。
だが、そこで彼は、衝撃的な出会いを果たす。
まるでクラゲのように全身が透明でプルプルした、謎のおっさんと。
この出会いが、屋良乃助に一体何をもたらすのか。
結局は何ももたらさないような、一方で、キャッキャムフフな桃色の展開が待っているような……
人生の悲喜こもごもに満ちたひと夏のアバンチュール物語が、今ここに紡がれる。