あらすじ
高校二年の佐山健太。
地味で空気みたいな存在――のはずだった。
プリントを拾って渡しただけで「プロポーズ!?」と叫ばれ、
後輩に数学をちょっと教えただけで「未来を一緒に考えてくれるんですね!」と勘違いされ、
不良女子に傘を貸したら「惚れてんだろ」とニヤつかれる。
……は? どれもただの日常動作だろ。恋愛要素ゼロだ。
必死に否定しても、噂は勝手に膨らんでいく。
気づけば教室は「佐山=隠れモテ男」扱い。
――いやいやいや! ツッコミ疲れて死ぬわ。
おかしいのは俺じゃなくて、この学校全員だ。