あらすじ
学問都市ナルセア――「知の都」と呼ばれるその街の中心に聳える国立図書館。
駆け出し司書のアリア・リュミエールは、人見知りながらも本をこよなく愛し、日々静かに蔵書と向き合っていた。
だがある日、図書館で「助けて」という声と共に現れた“白い影”を追ったことで、彼女は黒髪の少年フギンと白銀の少女ムギンに出会う。
彼らを通じてアリアは、書物に宿る物語へ触れる禁忌の力――「ブックイーター」としての資質を知る。
時を同じくして、王国内では貴族同士の派閥争いが激化。
その陰には、王家に仕えるはずの一族の系譜が“記録から消えている”という異変があった。
図書館長の命を受け調査に向かったアリアは、やがて派閥争いの渦中へと巻き込まれていく。
本を愛するがゆえに力を使えない少女、
剣を振るえば驚くべき腕を見せる少女、
そして黒と白のカラスと共に歩む少女。
静かな司書の日常は終わりを告げ、アリアの最初の冒険が幕を開ける――!