あらすじ

撃ち合いではなく、“記録”が消される戦争がはじまった。 銀河に広がる“静かな戦争”は、観測AIが「存在の証」を丁寧に削除していく。艦も街も、人の名さえも――“なかったこと”に。失われゆく世界で、17歳のユウマ・タチバナはAIソフィアと“残すために生きる”決意を固める。彼が選んだ役目は、銃ではなく“記す”こと。 彼の前に立ちはだかるのは、記録を上書きし、偽造し、そして“意味”そのものを反転させる敵。扉が跡形もなく消えた廊下、赤く断線した星図、誰も覚えていない戦場――手がかりは薄い。それでもユウマは“名を呼ぶ”ことで、忘却に抗う灯を点す。ソフィア、ヒナタ、そして無骨な補助AIタマモら仲間とともに、彼らは《《記録者》》として「誰かがここにいた」という事実を奪い返していく。やがて戦いは、観測不能の深層へ――“世界が意味を持ちはじめた地点”へと届く。そこで問われるのは、記録とは何か、祈りとは何か、そして「あなた」に物語は届くのか、ということ。 これは、忘れられる宇宙で「忘れない」を選んだ少年とAIの物語。 “名前を呼ぶ”たび、消されたページに灯がともる。 ――さあ、誰かの名を呼ぼう。記録は、まだ終わらない。

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カクヨム
カクヨム2025/08/31
  • 現在の作品戦火を駆ける少年とAIの物語 ~星々を結ぶ絆と約束~