あらすじ

平成2X年6月天気晴れ。鹿児島県 高等学校総合体育大会 ヨット競技大会第1レース。僕と先輩は、レース艇FJ級ヨットに乗って、全く無風の海を漂っていた。ヨットは、風が無いと走らない。ヨットが走らないとレースはできない。初夏の暑さの中、レース海面上で風が吹くのを待つ30杯のヨットであった。ヨットレースで風がない時は、風の神様にお願いをして風を吹かせるという伝統があった。各高校でそれぞれ工夫をして、歌ったり芸をしたりして風を呼ぶ『儀式』をする。大声を出すのが苦手な僕に、先輩は、『究極の風ごいの儀式』の方法を教える。それは、歌を歌った後、自分の好きな人の名前を大声で叫ぶことだった。しかも僕の好きな人は、このレース海面にいる選手の一人なのだ。内気な僕は、腹をくくって『究極の儀式』に臨む。僕は、風を吹かすことができるのか?

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エブリスタ
エブリスタ2022/04/10
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