あらすじ
一九八九年、ある高校生一年生、十六歳坂下美樹(さかしたみき)が親友の中島紗綾(なかじまさや)に頼まれて荷物を運ぶ手伝いを頼まれた。
だが、それは罠、中身はコンビニから万引きした盗難品だ。
これは常務の三雲が、経理課の美樹の父親を横領の仲間に引き入れるための布石だ だが未来から謎の女がやってきて、彼女を三十年後へ連れ去ってしまう。
女の名は岩井麻子(いわいあさこ)という。なんと麻子は若干、二十二歳でタイムマシーンを開発した天才なのだ。
彼女が言うにはタイムマシンは一往復ごとにメンテナンスが必要で、この作業終了には三日の期間が必要になるので、二〇一九年ですごして欲しいという。そのあいだに警察はカラクリに気づくらしい。
ではなぜ美樹を助けたかといえば、彼女は未来の姑で、岩井は美樹の息子の婚約者だからだ。
だが、未来の美樹の旦那の口から、岩井と息子の直樹の道ならぬ恋を教えられて、どん引きする美樹、そして、なぜ自分がタイムスリップさせられたのか、そのほんとうのわけを進学の塾の恩師、堀越から教えられる。
二〇一九年にはタイムマシンを悪用する三雲親子が猛威をふるっており、これを歴史的に抹消するには、二〇一九年の資料を一九八九年の警察に渡して通報すれば、三雲親子がおこなう三十年にわたる極悪非道の数々は消滅してしまう。
そのメッセンジャーとなるのが美樹なのだ。
美樹はその大役を果たすのだが、岩井の研究者としての欲求が、事態をさらに深刻なものにしてしまう。
堀越に頼まれて、また二〇一九年へ戻る美樹。
で、なんとか解決して一九八九年の下校時間に辿り着いた彼女は、夕焼けの空を飛ぶカラスを眺めながら、悪夢が去っていくのを実感するのだった。
ちなみにヒロインはAKBの岡田奈々さんと星野真里さんをモデルにしています。