あらすじ
2022/3/26 更新
俗世間に馴染む、不思議な美少年の超短編四編。
カカオ60%チョコレートのようなバランスを詰めました。
狂気の美、艶の恐怖、明瞭の苦しみ、冷淡の熱。
ぜひご賞味ください。
(※話によってR15程度の描写があります)
<或る秘密>
「僕」のクラスには緋夏という美少年がいる。彼は左手の指がない。「僕」はそんな彼の秘密を握っている。
<傘がひらく>
雨の日に、バス停で濡れた美少年を見たら声をかけてはいけない。彼は女の人を食べるのが趣味なのだ。
<夜の国をてらすもの>
この国には何人かの魔法使いがいる。「僕」のクラスにいる知翠くんは、いつも悪戯で皆を笑わせている。
<夏を見ている>
その夏、熱あたりで体調を崩した「私」は、とある海端の田舎町のアパートの前を通る美少年を眺めている。
<祭りに薄暮>
町の夏祭りで煙草を吸う不思議な美少年に出会った陽。彼と二人、祭りに紛れてしまった弟を探すが、そんな中、弟に抱く劣情を少年に見抜かれてしまう。
<椎名散華の葬式>
クラスメイトの椎名散華が自殺した。葬式の最中、散華の部屋を散策するヤガミは、つかみどころのない美少年・アスカに出会う。