あらすじ
現代版 ドグラマグラ
夢の中で目を覚ます、
無数の断片が呼び覚ます声、
記憶の崩壊した道を歩む、
足元には歪んだ光が落ちる。
ドグラ・マグラ、
名前もない影が手を伸ばす、
言葉のかけらが空中で踊る、
混乱する言葉が、
真実を覆い隠す。
鏡の中に映るは誰だ?
自分でもない、他人でもない、
ただ漂う存在。
過去と未来の間を彷徨う。
無限に繰り返す夢の中。
空気が重く、音が遅い、
目を閉じても光は消えず、
意味を成さない時間が流れ、
全てが崩れた砂時計のよう。
ドグラ・マグラ、
その名前の響きが背中に刺さる、
見えない手が操る世界、
虚無の中で我を見失う。
記憶の穴を埋めることなく、
現実と幻が交差する場所、
誰もが道を踏み外し、
終わりなき迷路の中で囚われる。
「ドグラ・マグラ」、
名もなき叫びが響く、
その意味を知る者はいない、
ただひたすらに繰り返す、
そしてまた、目を覚ます。