あらすじ
「君との婚約は破棄する! これからは聖女シエナと生きる!」
そう高らかに宣言した王太子エドワード。しかし、その“聖女”とやらの奇跡はどこか胡散臭く、王太子の取り巻きも困惑気味。
――一方、婚約破棄されたはずの公爵令嬢ヴァレリー・リチャードソンは、なぜか社交界で高評価を得ることに?
王太子派と距離を置いたヴァレリーは、やがて第二王子派と接触し、ある男と“契約結婚”を結ぶことになる。
その相手は、冷徹な護衛隊長にして王宮最強の騎士、カイル・ヴァレンタイン。
「私たち、表向きの夫婦を演じましょう」
「……君のことは全力で守る。それが契約だからな」
利害一致の“白い結婚”が、いつしか予想外の関係へと変わっていき――?