あらすじ
本当に恐いのは、家族が殺人鬼になることだ。
殺意症候群――強い殺意に蝕まれ殺戮行為に及んでしまう異常症状の総称。発症者は常軌を逸する残虐性と肉体の限界を超えた身体能力から“怪人”と呼ばれる。
女子高生の雛咲真由(ひなさき まゆ)は、怪人が溢れる魔都と化した東京で母親と別れ、避難した先の田舎町で暮らしていたが、父と弟が発症して怪人に変貌してしまう。
真由は、家族を取り戻すために魔都へ向かう。
「私は、家族を取り戻す。そのためなら何だってやる」
怪人と対峙し症候群の真実を知った真由は、終末世界で怪人と人間の狭間に“ある答え“を見つけ出す。
人と怪人の狭間で葛藤し、苦悩した真由が見つけた答えとは……。
殺意の町を生き抜く女子高生の旅を描く、サバイバルホラー×家族愛の物語。
■登場人物紹介
真由 症候群から逃げて東京から離れて暮らす女子高生。
父と弟が発症し、家族を救うために単身で魔都へ向かう。
勇希 真由の弟。魔都ではない田舎町で怪人に襲われる。
症候群を発症してしまうが意思を保っている貴重な存在。
スコップ君 真由が魔都で出会う少年。
紙袋を被りスコップ怪人のフリをして怪人をやり過ごす。