あらすじ

古びた墓地の地下に隠された死者たちの街。 そこでは、死者たちが生前のように日々を過ごしている。 墓を掘るゾンビ、存在しない商品を売る幽霊、死亡届の裏に印刷されたチラシを配る亡霊たち。 その街に、ずっと昔に命を失った少女・月夜(ツキヨ)がいた。 彼女の中には、死んでもなお消えない願いがあった。 それは——「愛を見つけたい」という想い。 周囲の死者たちとは心が通わず、彼女は次第に“境界”の向こう側に惹かれていく。 死者が決して越えてはならない、生者の世界との境界線。 ある日、交代の隙を突いて、彼女はその境界を越える。 そして地上で、迷子の少年と出会う。 彼は彼女が誰なのか知らない。 彼女は、自分が愛される資格があるのか分からない。 これは、死者と生者の間で紡がれる、奇妙で切ないラブコメディ。 心臓が止まっても、想いはまだ——脈打っている。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2025/09/21
  • 現在の作品死んでも、恋をしていいですか?