あらすじ
人との距離を置き、孤独の中で過ごしていた蓮。
そんな彼の前に現れたのは、どこか影を帯びた少女・橘紅葉だった。
彼女と出会い、少しずつ色を取り戻していく日々。
けれど、紅葉の言葉やしぐさには、いつもどこか説明のつかない影が差している。
それでも蓮は、その違和感さえも見ないふりをして、彼女と過ごす時間に心を委ねていった。
そして迎える花火の夜ーー。
紅葉が隠していた真実は、ふたりの運命を大きく揺るがすことになる。
守りたい、そばにいたい。
その思いが叶わないことを知りながらも、蓮の胸にはただ紅葉だけが映っていた。
最後まで読んだとき、その真実と違和感の正体にきっと涙する物語。