あらすじ
「お前なんていらない」――都で婚約者に突き落とされ、海に沈んだはずの私。
流れ着いたのは、辺境の小さな漁村。
そこで出会ったのは、剣を捨てた無口な元騎士団長・レオン。
無愛想で言葉は少ないのに、不器用な優しさで支えてくれる。
魚を焼いて食べたり、村の子供たちと過ごしたり……騒がしさも戦いもない、ただ穏やかな日々。
気づけば私は、彼の隣で過ごす時間が何よりの幸せになっていた。
けれど都の影は追ってくる。
「不要」と切り捨てられたはずの私を巡って、権力争いの火種が広がっていく――。
波にさらわれ、辿り着いた新しい居場所。
無口な彼の背中に守られながら、「いらない」と言われた私が見つけた、本当の愛の物語。