あらすじ
「ようこそ、“甘宿り 和ら木”へ。
ここは、悩みを抱えた人々がふらりと訪れ、少し泣いて、少し笑って、また前を向く……そんな心の雨宿り処でございます。
店主は三郎さん。前の世界では、頼まれた仕事を断らず、人のミスまで背負い込み、真面目すぎてとうとう倒れてしまった方です。
……ええ、わたくしも最初は驚きましたよ。
そこで、わたくしがお願いした課題はひとつだけ。
“自分に甘く、他人にもっと甘くする”こと。
悩みを聞いて、少しでも笑顔にできればポイント加算。
厳しすぎれば容赦なく減点――あ、はい、減点はわたくしのさじ加減です。公平ですが、甘くはありませんのでご注意を。
甘やかしポイントが 1000 点に達すれば、三郎さんは現世に帰還可能。
その日まで、訪れる冒険者や商人、旅人たちと向き合い、時には叱り、時には一緒に笑いながら、少しずつ“甘さ”を身につけていくのです。
さて、今日の三郎さんはどんなお客様を迎えるのでしょうか。
そして、何点獲得できるのでしょう。
本日の採点は……ふふ、ぜひ皆さまも一緒に見届けてくださいませ。
次にこの扉を開けるのは――もしかすると、あなたかもしれませんよ?」