あらすじ
貴族令嬢マリア・ホーネットは、前世の記憶を駆使して上下水道を整備し、異世界の衛生環境を劇的に改善させた。その功績によって特別名誉勲章を授与される運びとなった彼女だが、授与式の当日に待っていたのは冤罪による断罪だった。
若き公爵レオンハルトのおかげでかろうじて極刑を免れたマリアだが、伯爵令息ライルとの婚約は解消となり、片田舎の町に追いやられることとなる。そんな彼女にとって信じがたかったのは、冤罪を仕組んだのが婚約相手のライルだったことだ。そして、その理由は実に愚かなものだった。
ライルの邸宅を発つ際、マリアは言った。
「後悔しても知りませんよ」
かくしてマリアは小さな町の町長に就任した。
彼女はライルに復讐しようとは思わず、偶然にも手に入れたユニークスキルや前世の知識を駆使して世界に革命を起こし、自身の治める町を急速に発展させていく。上下水道を整備した功績によって当初から絶大な支持を集めていた彼女だが、町長就任以降の活躍によってますます人気を高める。
一方、ライルはマリアの後を継いで大都市の市長に就任するが、マリアへの対抗心から無茶な政策を実行し、急速に都市を凋落させていくのであった。