あらすじ

雨の日の水たまりに、声が落ちていた。
誰にも気づかれず、誰かに届くのをただ待っていた。

夜のラジオ、誰かの声、そして放送室。
“名前のない”メールたちは、そっとマイクに乗せられていく。
思春期のすれ違い、正体のない孤独、言葉にならないまま浮かぶ感情たち。

届かないと思っていた。
伝える意味なんて、どこにもないと思っていた。
それでも、声にした。音にした。
傘の音にまぎれた独り言、夜のノイズの中の小さなつぶやき。
それを、誰かが耳をすませて聞いていたのなら——

この物語は、もう始まっていたのかもしれない。


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アルファポリス
アルファポリス2025/04/14
  • 現在の作品ラジオの中の届かなかった想い