あらすじ
ニャミー 描賀忍者 下忍 十三歳
ニャルべイ 描賀忍者 上忍 不明
赤狼 狼賀忍者 上忍 三十五歳
母上 描賀忍者 中忍 不明
兄上 描賀忍者 中忍 十六歳
ニャルガ 描賀忍者 見習い 不明
ニャルル 描賀忍者 見習い 不明
平穏な描賀の里に、狼賀忍者が国境を越えて攻めてきた。
奇襲により、国境の砦は無残な形で見つかった。
狼賀忍者の若者達による、戦だった。
若者の一人が、皆を洗脳して、八十人規模の中隊が出来上がった。
その若者は、2択に迫られて。狼賀で謀反を起こさず。描賀を襲った。
八十人の命知らずの木偶人形。だが、狼賀の中忍だ。奇襲も重なり、一挙に砦の中に入られた。
数頭の騎馬隊を取り逃がし、描賀の里へと向かった。
ニャルべイは、生き残っていた。
「ニャルミー、付いてこい」
ニャルべイは、大きな釣り鐘を抱えて、走り出した。
「ニャルミー、すまないが、ぶら下がっている金槌で、かの鐘を鳴らせ」
ニャルべイは、警鐘を鳴らしながら走った。
木偶人形の狼賀忍者は、警鐘の音を止めるべく、騎馬隊の半分がニャルべイの後を追った。
娘のニャルミーとニャルルを連れて、霊峰獣山の麓にある、死の森に入った。
だが、途中でニャルべイの足が止まった。
ニャルべイの腹には、深く懐剣が刺さっていた。
「ニャルミー、背負っているニャルルをこちらに渡せ」
「嫌です。父上と共に、犬共と刺し違えます」
「お前は、ワシの功績を伝えるために、生きろ。霊峰を登りさえすれば、反対に降りられるはずだ。頼んだぞ」
ニャルミーは、川を探した。正確には泥だ。
体臭を消して、犬共から逃げる為だ。
だが、見つけた川は、清流でドロも無かった。
ひたすら川上を目指したが、力尽きて川に流された。
目覚めた時は、滝壺から落ちていて。運よく助かった。
滝壺の裏に隠れようとしたら、洞窟を見つけた。
猫目でも、奥が見えない程、深そうだった。
仮眠を取り、目覚めた時には、百葉箱が目の前に現れて。
百葉箱を、開けると。青銅の鏡が光を放ち。
白い壁の小さな部屋に飛ばされた。
十月三十一日 ハロウィンの渋谷のトイレに飛ばされていた。
渋谷のスクランブル交差点で、伝説の忍者赤狼と会った。
「おい、猫、変化の術は使えるだろうな」
ニャルミーは、渋谷キャルとなった。