あらすじ

『ノイズの海で、君を見つける』

スクロールする指先に
絶え間なく流れ込む 言葉の波
笑顔も怒りも 誰かの複製
どこまでが本物で どこからが影なのか

──それでも私は探している
ノイズにまぎれた ひとつの声を

AIが描く線は 正確で冷たい
人の手が描く線は 震えて温かい
その差を嘲る声もあれば
重ねて響きを増す音もある

裏アカに隠した本音は
匿名という仮面を透かして
「本当の私」を叫ぶけれど
誰にも届かず 漂っていく

奪われた仕事
削がれた誇り
それでも残る 小さな余白に
まだ人間は息をしている

──もし、君の声を見つけたなら
私はこの海のざわめきを超えて
たった一つの輪郭を抱きしめる

ノイズは消えない
だからこそ、君を見つけられる
沈黙の中に差す 青い光
それが「共に生きる」ということ

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アルファポリス
アルファポリス2025/09/20
  • 現在の作品『ノイズの海で、君を見つける』