あらすじ
王国の王子が急死し、空白となった玉座。
誰も想像しなかった──その座を継いだのは、ただ一人秘密を抱えた王妹アレクシアだった。
名を偽り、姿を偽り、「アレクシウス王」として民の前に立つ。
その嘘は、王国を守るための唯一の道。
だが、王冠が告げたのは新たな婚姻。
相手は隣国イリュリアの王女セラフィナ。
“静かな鏡”と呼ばれる彼女は、真実を映し出す者。
王を支える剣士シラス、権力を狙う公爵ヴァレリウス──
王宮に渦巻く疑念と策略の中、
「偽りの王」と「美しき王女」の契約は、果たして虚構か、それとも新しい真実か。
嘘から始まる二人の物語。
王座と愛と国家を懸けた、重厚なる王宮ファンタジー。