あらすじ
新型感染症が猛威を振るったあの年の秋――
高校二年生の鈴華は怒っていた。
原因は春に転校してきた岬悠人。
夏休み前、とある出来事を機に知り合ったあいつは、中止になった修学旅行の替わりの遠足の直前、とつぜん黙って居なくなってしまった。
借りっぱなしとなっていたハンカチを残して。
そうして遠足の当日。
おかしな具合に吹いた風を感じると、居ないはずの岬悠人の姿を鈴華は見る。
――あいつ……っ、なにやってんの!
こうして、秋の明治村を舞台に、岬と鈴華と〝黒い影〟の追い駆けっこが始まった……。
【完結済 短期集中投稿作品】