あらすじ
高校2年生の相羽雫は、地元の神社の裏で「泡沫祭」という異界の祭りをただ一人目撃できる力を持っていた。祭りは人々の心の穢れを鎮める儀式だが、真の神の代理人が不在のため暴走を始め、雫の身体と心を蝕む。
ある日、祭りの最中に出会ったのは、一見完璧そうで実は力のほとんどを失った美青年「神の代理人」――無能で頼りないが、なぜか祭りと雫の運命に絡む存在だった。
「おまえは、俺の目だ」
半ば強制的に彼の“目”となった雫は、異界で起こる怪異や神隠しの謎を解きながら、自身の力を呪いではなく個性として受け入れ、成長していく。孤独な少女と無能神の奇妙な共依存譚