あらすじ

京都の老舗葬儀社で伝統の湯灌を受け継ぐ一条菫。東京でIT葬儀革命を起こす御厨あかり。水と油のような正反対の二人の元に、身寄りのない老人・高橋治の奇妙な遺言が届いた。 「僕の最後の思い出は東京のVRの中に。そして最後の祈りは京都の古式に則って──」  調査を進める中で明かされる驚愕の事実。高橋は菫の祖父とあかりの祖母を結ぼうとした恩人だった。果たせなかった縁結びの想いを、六十年の時を経て孫世代に託していたのだ。 「死はファストフードじゃない」と憤る菫。 「感傷に浸るだけでは遺族は救われない」と反駁するあかり。  対立する二人だったが、高橋の人生を辿るうち、互いの価値観の根底にある「人への愛」を発見していく。  VRアーカイブと伝統儀式。  デジタルとアナログ。  革新と伝統。  全てを融合させた新しい弔いの形「メモリアル・ブリッジ」を生み出した二人は、やがて――。  命の重さと愛の美しさ、そして人と人を結ぶ縁の奇跡を描いた、現代日本への愛の讃美歌。

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カクヨム
カクヨム2025/09/19
  • 現在の作品【葬儀業界お仕事恋愛短編小説】メモリアル・ブリッジ、あるいはVRとお線香 ~記憶を繋ぐ最後の約束~(約16,000字)