あらすじ
『ことばは、ここに在る。』(第6巻あらすじ)
架空の大正時代。文化が爛熟し、新時代の喧騒が入り混じる帝都近郊の都市・桜都。
華やかな劇場が立ち並び、人々の心を奪う舞台芸術が隆盛を極める一方で、黎明期の無線放送は新たな言論の潮流を生み出しつつあった。
その桜都の影で、ひそかに活動する者たちがいた――「ことば防衛隊」である。
彼らは、社会に蔓延する悪意や扇動、無秩序な情報から、人々の思考の根幹を成す「ことばの力」を守り抜くことを使命とする集団。
古来より伝わる「言霊」の力を信じ、舞台と放送の力を駆使して、見えない敵と対峙してきた。
隊長・空乃(そらの)柚葉(ゆずは)は、かつて灰波事件の真相を暴き、帝国政府の罪を公にした。
だがその代償として、桜都放送局からの出入りを禁じられ、かつての拠点を失うこととなった。
それでも、ことばは止まらない。
少女たちは、新たな拠点として一隻の船――「言辞丸(げんじまる)」を手に入れ、海の上から放送を再開する。
ゆれる海上スタジオ、限られた電波。
だが、たとえ小さな声でも、守るべき真実はある。
ことばに灯をともすために、彼女たちは今日も、放送のスイッチを入れる。
【※本書の表紙画像はAIによる生成です。イラストレーターの快諾のもと、「stablediffusionweb.com」様のツールを使用しています】