あらすじ
銀座の裏通りにひっそりと佇む紅茶専門のコンカフェ――Salon de Thé Mystère(サロン・ド・テ・ミステール)。
そこでは、メイド姿の探偵・ミツキが、紅茶の香りと空気の揺らぎから“違和感”を見抜く。
彼女の瞳は硝子のように冷たく、そして鋭い。
ある午後、ギャラリーの館長が店を訪れ、展示中の絵画に“説明できない違和感”を感じたと語る。
依頼を受けたミツキは、紅茶を淹れながら静かに観察を始める。
絵の微笑み、空調の流れ、光の反射――
語られない“沈黙”の中に、真実の気配が潜んでいた。
物語は、香りと記憶、そして語られなかった感情をめぐる静かなミステリー。
ミツキの推理は、誰も気づかない“揺らぎ”を手がかりに、真実へとたどり着いていく。