あらすじ

西暦2030年、世界は2025年代のグローバリズムの蔓延で、グローバリストのプロパガンダによって生み出された凶悪なリベラリズムに精神汚染された旧人類と、地球の次元上昇により精神覚醒した新人類との間の、絶え間ない紛争によって世界は分断することになり、第三次世界大戦を誘発することなった。  そこに日本が参戦してから、戦局は大きく新人類側に傾いた。  日本が独自に開発していた強化外骨格を中心とした、精神観応型AIトロイド、ドローン、思考戦車部隊を展開させた、自衛軍の有機的な作戦展開戦術の前では、凶悪な中国AI部隊も、グローバル企業群が開発し自動生産した非人間的攻撃に特化したドローン、トロイド軍もその優位性を発揮できず。自衛軍に圧倒され、旧人類側は敗れた。  10年戦争の終戦後、北アメリカやヨーロッパなどの先進諸国内では左派系市民(旧人類)との紛争を避けるため、アラスカを含める北極圏内に温帯地域化テラフォーミングともいうべき、超巨大な射光保温ドームを建設し、その内部にAIで管理された大規模スマートシティを数多く建設した。そこでは食料生産も、物流管理も、ごみ処理などの衛生管理も、公共交通も、AI管理によるトロイド、ドローンにより運営され、完全自動化されている。  そこを協調性が薄く、過多な個人の権利主張の傾向の強いリベラリスト派市民や、過多な選民思想を捨てることが出来ないグローバリスト派の市民の居住区として設定し、数百万人規模の移民政策を実行している。そのスマート・シティの住民たちは、そこを揶揄してマトリックスと呼んでいるそうである。  第三世界と呼ばれたアフリカ大陸には、日本を中心とした、北アメリカやヨーロッパなどの先進諸国が、インフラ整備に巨額の設備投資を行い、高速道路網、鉄道網、高速鉄道網が建設され、沿岸部の港湾開発も急ピッチで進められている。それを担っているのはやはりAI管理されたドローン、トロイド群である。  ブリックス諸国は自国の資本で、自国のインフラ整備に投資して、独自の発展を迎えているが、技術的には、やりはり日本を中心とした、北アメリカやヨーロッパなどの先進諸国が支援する格好になっている・  グローバル資本による巨大複合巨大企業群は、株主資本主義に傾倒しすぎて、効率を偏重し、短期収益性に特化しすぎて、左派のメディア群を失ったこともあり、顧客に対する偽の環境持続性プロパガンダに失敗して、真の環境持続性を失い、日本人起業家が提唱、推進してきた、公益資本主義に、一部、経営方針を、宗旨替えする企業群は除いて、残りは、すべて自然淘汰的に瓦解した。  公益資本主義企業群は地域に特化する性質上、グローバル化のような資本の肥大化はないものの、それぞれの地域で、適性に応じた発展を遂げている。  世界は恒常的なタンパク質不足を補うため、日本の皇室関係者が提唱した、厳格な個数管理を前提とする、沿岸管理捕鯨の再開に踏み切り、世界規模で、その捕鯨、解体、流通管理の指導を、食文化の普及も含めて、日本が中心に行っている。 西暦2065年現在、  日本国においては公務員の六割が海外事業に参画しており、大企業でも同様の状況で、中小の企業でも事業所単位で、海外事業に特化している企業群は全体の四割を超えており、就業人口の約六割が海外に出向、あるいは出張している状況である。  そのような状況下で、皇居を含めた首都機能は京都に移行された、元首都東京、旧市街 、そこで展開される犯罪に立ち向かう、公安警察、警部の私と、部下の霞君の物語。 「警部」の物語を今から語ろうと思う。

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