あらすじ
須賀川は俳句の街。その伝統を受け継ぎ、次の世代につなごうとした女流俳人市原たよ女。
彼女の俳句に掛けた人生を、当時の須賀川の情勢も交えながら紡ぎます。
キャッチコピーの句は、彼女の作品の一つより。
<主人公>
市原多代……須賀川の名家市原家の末娘
<家族>
市原綱稠……多代の長兄。須賀川町の大庄屋兼白河藩郷士
春……綱稠の妻
与一右衛門……多代の次兄
美三郎(綱忠)……多代の三番目の兄
常蔵(有綱)……多代の夫
遊……多代の長女
良平……初め綱稠の養子。遊の夫となる
寿祺(喜三郎、貞右衛門、権右衛門)……多代の長男。本家に入り綱稠の養子となる
綱男(正五郎、元介、隆右衛門)……多代の次男。
<近所の人々>
石井久右衛門……造り酒屋を営む。俳号は雨考
永田善吉……通称亜欧堂田善。絵画・銅版画の技量に優れる
永田清吉……多代の幼馴染であり、田善の一人息子。後に父同様絵画の道を志す
白雲……十念寺の僧侶
太田庄三郎……中町の庄屋。俳号は士篤
安藤辰三郎……中町の商人であり、白河藩の命によりびいどろ工房も営む。俳号は舊臺
安田田麒……十念寺に住む絵師
<俳人仲間>
鈴木道彦……江戸の四大俳人の一人。雨考の紹介により、多代の師となる。号は金舎亭
松窓乙二……雨考の友人。白石千手院の住職も兼ねる
一具……多代の乙二門下での友人で福島大円寺住職。別号夢南
<その他>
松平定信……白河藩主