あらすじ

両親が共働きの我が家には、いつもカップ麺の買い置きがあった。 それは赤いきつねと緑のたぬきで、それぞれ必ず二つずつ。同じ味が食べたい時に喧嘩にならないよう、という母親の配慮だったが、大抵の場合、妹の紗礼は緑のたぬきを、そして俺は赤いきつねを選ぶ。 そして彼女は決まってこう言うのだ。 「ねぇ、一口ちょうだいよ」と。

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カクヨム
カクヨム2021/11/22
  • 現在の作品一人で食べても、二人で食べても。