あらすじ
高知県佐川町の旧家の蔵より、一冊の古びた手帳が発見された。
褪せた革表紙に、ドイツ語と日本語で記されたその日記は帝国大学お雇い外国人、ナウマン博士が地底で目撃した、“記されざる一週間”の全記録であった。
時は明治22年。最新の地質学を携え、土佐の小京都・佐川を訪れた博士は、町外れの「竜王穴」で異変を察知する。古老が畏怖する“地の神”の怒りとは? 夜な夜がる洞窟に靄る青い怪光の正体とは?
磁石を狂わせる怪岩、無数の巨大貝の化石、そして苔むした祭祀場の奥で、彼らが目にしたものは…。科学では解き明かせない、地底深くに息づく“もう一つの日本”の驚愕の真実。
ジュール・ベルヌも知らなかった極東の地底世界へ、
禁断の探検記が、今、明かされる。