あらすじ
Sランクパーティ『暁の剣』に所属するアルスの役職は、戦闘能力皆無の『荷物持ち』。
彼が持つスキルは、アイテムを異空間に保管できる【収納】ただ一つ。
パーティへの貢献を信じ、どんな理不尽な扱いにも耐えてきたユキだったが、あるダンジョン攻略中、命の危機に瀕した仲間たちから「盾」として見捨てられてしまう。
九死に一生を得たものの、帰還後、リーダーである勇者アレクサンダーから「足手まとい」「無能」と罵られ、僅かな銅貨を投げつけられてパーティを追放されてしまった。
仲間だと信じていた者たちに裏切られ、全てを失い絶望の淵に立たされたユキ。
しかし彼は、この追放をきっかけに自身の【収納】スキルに隠された、とんでもない真実に気づくことになる。
――ただアイテムを仕舞えるだけじゃない。地球を含むあらゆる異世界や、時間や次元すら超えて、望むものを自由に出し入れできる――
それは、神々の領域にすら踏み込む唯一無二の超チートスキルだった。
冒険者稼業に嫌気がさしたユキは、この規格外のスキルを活かして商人になることを決意する。
これは、無能と蔑まれた一人の少年が、やがて世界の法則すら捻じ曲げる大商人へと成り上がり、自分を捨てた者たちに鮮やかなざまぁを叩きつけるまでの物語。