あらすじ

兄である王太子、ティモシーに追い出されたエルナ。 冷たく風を浴びて、カッと思い出した。 香ばしいソースの匂い。 手際よくたこ焼きを焼き上げる自分の姿。陽気な客たちの笑い声。 前世で生きていた記憶だった。 現代の片隅で、小さなたこ焼き屋を営んでいた人生。 「父上と兄上が、少しばかりあなたに会いたがっているのよ。王都に連れて帰りなさい、と仰せつかったわ」 カルミアの言葉に、エルナは嫌な予感がした。 今更、何のつもりなのだろうか。 「私は、もう王家とは関係ありません」 「あらあら、そんなつれないことを言わないで。あなたには、まだ利用価値があるかもしれないのよ」 再び現れたと思えば、勝手なことばかり言う。 こうなったら、こっちから打って出ないと。

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小説を読もう2025/09/18
  • 現在の作品兄に追放された夜に食に人生を費やしたことを思い出し味を求めにくる客達を虜にしていく。何度も何度も追い出したくせに追いかけ回されてウンザリする。いい加減にしてよ、こっちこないで!