あらすじ
帝国《アークレギオン》——そこでは、恋愛は罪。
同性を愛することは「生殖拒否罪」として裁かれ、恋愛詩は焚書、愛を語る者は処刑される。
帝国監察院の若き書記官・セリスは、ある日、捕らえられた地下詩人リアンの尋問を担当する。
嘲笑うように愛を語る男に、セリスの心は揺らいだ。
やがて二人の密会は発覚し、公開裁判の場で、セリスは帝国の秩序に逆らって「愛している」と告白する。
それは死刑宣告であると同時に、帝国の未来を変える一言だった。
——愛は、禁じられても消せない。
二人の命を賭けた告白が、世界を変える。