あらすじ
――元・「Endgame」×現・「Endgame」
フリーランスの青年・多々良亮は、ある夜、巨大な怪異を背負い苦しむ女子学生・志堂寺瑠果と出会う。
人助けのつもりで隠していた右手の力を使い、亮は意図せず"誰も祓えなかった怪異"を消し去ってしまった。
だが、その行為によって、亮は政府の秘密組織、未解明事象管理機構(UPMA)に連行されてしまう。
誰も祓うことのできなかった怪異を喰らう最強の怪異『闇喰い』。
その闇喰いに憑かれた志堂寺瑠果は、UPMAが誇る最高位調査員「Endgame」であった。
UPMA長官・桐島麗華は亮に告げる。
「理解したまえ、多々良亮。君は我々が持つ"切り札"を消したのだ――」
闇喰いを失った志堂寺瑠果は、元「Endgame」として。
生まれながらに怪異を消す手を持つ亮は、新たな「Endgame」として。
失うことで得るもの、消すことの代償。
亮に残された記憶の断片――。
罪悪感を抱える亮と、喪失感に苛まれる瑠果。
対立しながらも寄り添う二人は、都市に潜む奇妙な事件と人々の悲劇に巻き込まれていく。