あらすじ
昔、火事にあい、お父さんとお母さんは私を助けてくれて亡くなった。
その事故からなのか、不思議なモノが見えていた。
育ての親でもあった祖父の拓郎が亡くなった。
祖父の口癖はいつも
「華、貸し借りの関係はすぐに切られるもんだ。
だけどな、優しい心は忘れないようにな」
いつもお化けなど見えるのに…おじいちゃんは私の前に現れなかった。
「見たくないものは見て、会いたい人は現れないんだね」
葬式を終え、最近ではどうも、お化けらしきものに追いかけられる始末。そんなとき見知らぬ若い男が現れ助けてくれた。
若いのに着物姿の青年で、名は
蘆屋一真
なんでも亡くなったおじいちゃんに
【大きな借り】があったらしく、私をそばに置いておくと言う。というか…
その青年は、お化けを退治するわけでもなく、除霊師でもない。
赤い提灯一つに、古ぼけた木のドアの向こうには、
八畳ぐらいの和室に、木の机と座布団、そして墨と紙。
窓の外は見知らぬ世界。
そこはー
【かしかし屋】というお店だった。
蘆屋一真という男はかしかし屋を営んでおり、
あるときは人間にはお金を貸したり、ある時は家族を貸したり、ある時は思い出を貸したり…
ーーだけど貸したからにはそれに見合った、必ず返さないといけない【代償】もあるーーー
かしかし屋にくるのは、、、
人間だけじゃないー!!?!
妖怪?お化け?
ちょいとだけ、不思議なお話ーー。