あらすじ
結婚まであと一ヶ月に迫った頃、私、セーラ・ピレンヌ伯爵令嬢は、婚約者リッツ・ギース侯爵令息から、婚約破棄を言い渡された。
私が婚約中にも関わらず、他の男から求愛されて、それに応じていた、との「目撃証言」を、エミリ・ファーンズ伯爵令嬢と三人の取り巻き令嬢からされてしまったからだ。
「男のプライドが傷つけられた」と、婚約者から暴力を振るわれた挙句、傷だらけで追い出され、結婚もその虚偽の告げ口をしたエミリ伯爵令嬢に奪われてしまった。
だが、当然、その「目撃証言」はデマで、彼らが結婚して一年後、私が「引き篭った後に自殺した」と耳にして、エミリ夫人は自分の子供の頭を撫でながら、
「へー。死ぬにまで行っちゃったんだ?ちょっとかわいそうかも。じつはアレ、アタシが仕組んだことなんだよね」
とテヘペロ発言。
とんでもない真実暴露でありながら、驚いたことに、それを聞いた元婚約者リッツまでが、
「俺はますます君が好きになった。それぐらい、俺を奪い取りたいって思っていたのだろう?」
と言って、エミリ夫人に感心する始末。
つくづく酷い人間たちだった。
だけど、じつは私は自殺なんかしていない。
目には目を。歯には歯を。
復讐の刻は来た。
『復讐という料理は冷ましてから食うのが一番うまい』と言うでしょ?
デマで私を陥れたアンタたちには、今度は私がデマで滅ぼしてやる。
首を洗って待ってなさい。
※ざまぁ系のストーリーです。