あらすじ
前世、最強の死霊術師だった俺は、信じていた仲間の勇者に裏切られ、こう罵られた。
「お前みたいな『暗い、汚い、キモイ』死霊術師ごときが目障りなんだよ!」
今世では平凡な女子中学生・天羽幽理に転生し、忌まわしい過去の力との決別を誓う。しかし、ゾンビ事件をきっかけに秘密組織に勧誘され、キラキラした「魔法少女」になることを決意。授けられた異能力【機械神(デウス・エクス・マキナ)】は、自身の"支配下"にあるものを機械に変える強力な力だった。
現代日本では火葬が主流で使い勝手の悪くなった死霊術だが、虫などをゾンビ化して"支配下"に置くことで、異能力との凶悪なシナジーを発揮。結局、彼女はメカゾンビというグロテスクな力で戦う運命から逃れられなかった。
そんな彼女の前に現れる、幼馴染の怜。彼こそが、前世で自分を殺した勇者の転生した姿だった。記憶こそないものの、怜は無意識に幽理を自分の都合のいいコマとして扱い始める。その魂に潜む本質に気づいた幽理は彼から距離を取るが、拒絶された勇者の魂は狂気に飲み込まれ、やがて敵の手に落ちることを、彼女はまだ知らない。
元・最強死霊術師の少女が、過去の因縁と向き合い、忌み嫌った力で今度こそ大切なものを守り抜く。葛藤と再生の異能バトル、開幕。